移住で知った、地域コミュニティの温かさ

成田奈穂さんの写真

成田 奈穂

デザイナー。神奈川県鎌倉市在住。趣味のSUPをもっと気軽にできるように2年前に鎌倉市に移住。東京ではなかった地域コミュニティとの繋がりで、生活がより楽しくなる。
※SUPとは
「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」の略称。ボードの上に立ち、パドルを漕いで水面を進むマリンスポーツ


自己紹介をお願いします。

ベビーシッターのマッチングサービス「キッズライン」のデザインをしています。

鎌倉市に移住したきっかけを教えてください。

数年前に鎌倉市にある会社の仕事をしていて、週に2回東京から通っていました。その会社の周辺のコミュニティの方にSUPを教えてもらったことをきっかけにSUPが好きになり、鎌倉市に移住して来ました。

SUPの様子

鎌倉市の生活はどうですか?

人との交流が増えて楽しいですね。海や自然が好きという共通項があり仲良くなりやすいのだと思います。先日も逗子市や鎌倉市に住んでいるIT業界で働く人の会があったのですが、初対面の人がいたにも関わらず「みんなで釣り船を借りて釣りに行ってみよう」と話が弾みます。都心に住んでいた時にはなかった地域の繋がりがあります。

インタビューに答える成田奈穂さん

移住前と移住後では生活にどのような変化がありましたか?

東京に住んでいる時は、近所で挨拶をされても誰だかわからなかったぐらい近くに住む人に無関心でした。しかし移住してからは近所の知り合いがどんどん増え、いただきものが余ってしまった時に「いる?」と気軽に連絡をとりあうようになりました。東京に住んでいる時は考えられなかったですね。
このような地域の方との繋がりがあるので、都心に住んでいた時よりもみんなで住んでいる感じがして、安心感があり温もりがある生活が送れていますね。

最後にイベントやコミュニティに参加しようと思っている方に何かアドバイスはありますか?

どんどん参加するといいと思います。その場で友達になったり、知り合いになってそれが自分のビジネスに繋がっていくなどいろいろ可能性があるので、ぜひ行ってみることをおすすめします。

セネガルで出会ったあの光景を日本でも。イベントが与えてくれた活動のきっかけ

小林璃代子さんの写真

小林 璃代子

横浜橋通商店街学生スタッフ代表。横浜市立大学 国際教養学部
1年。神奈川県横浜市出身。海外にそれほど興味はなかったが、よこはま国際フェスタがきっかけでアフリカに惹かれ、高校2年の夏に西アフリカ・セネガルへ行く。現地で忘れられない光景を目にし、コミュニティやまちづくりに興味をもつ。高校3年から横浜橋商店街のフリーペーパー制作を通して地域活性の活動をしている。


自己紹介をお願いします

大学ではまちづくりを学び、学校外では横浜橋商店街の店主さんにインタビューをした記事や、地元の方に商店街の思い出話を語ってもらう記事などを掲載したフリーペーパーを作成しています。また商店街活性のイベントでは司会や受付などのお手伝いをしています。

インタビューに答える小林璃代子さん

なぜまちづくりに興味をもったのですか?

もとを辿ると、よこはま国際フェスタに参加したことがきっかけになっています。それまでは海外にそれほど興味はなく、アフリカ大陸の場所はなんとなく知っていましたが、セネガルがどこにあるのかは見当もつきませんでした。しかし、イベントでアフリカの音楽やデザイン、アフリカ人の人柄に惹かれ、セネガルに2週間ほど行くことに決めました。そしてその時に現地で見た光景が原体験となり今の活動をしています。

どのような原体験ですか?

2つありまして、1つ目は長く続く1本道の光景です。その1本道には、家事をしている人、行商人、どこの家の子か分からない子どもたちがウロチョロと遊んでいました。分断が進んだ日本ではみられない、大人も子どもも、仕事も遊びも関係なく人々が一本の道の中で楽しみながら生活している光景に感動しました。
もう1つは、大きな木の下に人々が集まっている光景です。セネガルは暑いので人々が日陰に集まってきます。その人数が気づくとすごい人数になっていて、その中ではダラダラしている人もいれば、手仕事している人もいる。「やっていることはそれぞれ違うのだけど、一つの木の下に集まり笑顔で話している」という光景が忘れられなくて。
カタチは変われど、日本でも似たような光景が作れるんじゃないかなと思い、老若男女がいきかう商店街に興味を持ち商店街の活性化の活動をしています。

横浜橋商店街での活動の様子
横浜橋商店街での活動の様子
横浜橋商店街のフリーペーパー

最後にイベントやコミュニティに参加しようと思っている方に何かアドバイスはありますか?

アドバイスというほどのものはないのですが、実際に足を運ぶことにより、自分の思ってもみなかったことに出会えるのがイベントに参加することのメリットだと思います。ぜひ参加してみてください。

おすすめイベント・コミュニティ

変化を待つのではなく、変化をつくる側に。起業家コミュニティで変わった考え方

山中直子さんの写真

山中 直子

meeTalk, inc. CEO。神奈川県横浜市出身。もともとはサポートに徹するタイプだったが、起業家コミュニティで知り合った仲間たちに刺激を受け、自分が世界を変える側になりたいと考え始める。専門性を持つ女性同士が繋がれるコミュニケーションプラットフォーム「meeTalk」代表。


自己紹介をお願いします。

専門性を持つ女性同士が繋がれるコミュニケーションプラットフォーム「meeTalk」の代表をしています。

なぜmeTalkを始めようと思ったのですか?

起業など新しい道を切り開く女性達が繋がり、コミニュケーションができるプラットフォームがあれば世の中がもっとよくなると思い始めました。

meTalkはどのような活動をしているのですか?

色々な活動をしているのですが、例えば昨年渋谷で開催されたカンファレンス「SOCIAL INNOVATION
WEEK」では挑戦している女性の為に女性起業家を招き、資金調達の経験談や組織の作り方が学べるイベントを7つ企画しました。

meeTalkのイベントの様子
meeTalkのイベントの様子

その活動を始めるにあたり、参加したイベントやコミュニティで大きな影響を受けたことがあれば教えてください。

いくつかありますが、特に大きな影響を受け、考え方が変わったのは孫泰蔵さんの運営していたMOVIDA
JAPANという起業家育成のコミュニティです。

どのようなコミュニティだったのですか?

経営からマーケティングまで教えてもらえたり、フィードバックをもらえる場だったのですが、そこには10数社のスタートアップが参加をしていました。

そこに集まっていたのはどんな方々でしたか?

プロダクトを作ることに命を懸けている方々でした。世の中にイノベーションを起こす為に自分の人生をかけプロダクトに向き合っている方々が沢山いました。

その方々と出会い、どのように考え方が変わりましたか?

それまではトップで先陣をきるタイプではなく、トップが叶えたいビジョンを実現するためにサポートをする役割の活動を多くしていました。しかし自分たちがつくるプロダクトを通して世界を本気で変えようとしている人たちと接する事で、変化を待つのではなく、変化をつくる側にまわりたいと思うようになりました。

最後にイベントやコミュニティに参加しようと思っている方に何かアドバイスはありますか?

私は新しく人と出会うことで、人生の可能性が開かれていく経験を何度もしています。是非、積極的に参加してみてください。