本当は嫌だった自治会参加が人生転機のきっかけに

くまがいゆかさんの写真

くまがいゆか

子どものための絵画工作教室主宰。神奈川県相模原市在住。子ども向けにアート教室を開くなど、地域の中で活動したいと考える中で、地域を知るために自治会に参加。自治会で今までにない体験をし生活が大きく変わった。


自己紹介をお願いします

私は美術大学の油絵科を出て、絵画教室の先生になりまして、30年経ちます。10年前に相模原市に引っ越してきて、それをきっかけに自治会に入り、今までにない体験をして生活が変わりました。

光が丘地区の自治会に入る前も他のコミュニティで活発的に行動をされていたのですか?

全然活動していないですね。なぜか自治会だけ相性が合って。それまでは、大学のサークルなども全然相性が合いませんでした。私は集団行動がすごく苦手で、良い思いをした事がありませんでした。

参加したきっかけを教えてください

私がこの町に引っ越してきた目的が子供の絵画教室を自宅で開くことだったのですが、教室を開くにあたり、近所に馴染まなければと思いました。

自治会での活動はどのようなことをしているのですか?

最初の1年は、班長として、自分のところの自治会の仕事をしました。私は美術系なので、その後次第にイベントチラシなどのデザインもするようになりました。現在は、地域の自治会連合会の役員もやっています。

自治会での活動の様子

自治会に実際に入ってみてどうでしたか?

最初は、怖くてプレッシャーで熱を出しました。しかし2、3か月くらいで気持ちが真逆に変わりました。

真逆に変わったのはどのようなタイミングで変わったのですか?

自治会の仕事で配りものをしたことがきっかけになりました。行く先々で「ありがとうね」と感謝されて「あんたはよくやってるね」と知らないおじいちゃん、おばあちゃんに褒められ、こんな些細なことで褒めてもらえるんだ、と思いました。それからいつのまにか全員知り合いというようになりそれが居心地がよくて。私は、一人暮らしで一人で仕事を経営しているので、同僚も部下も上司も今まで1人ももったことがないんです。常に1人だったので、それが急に大勢の人と知り合いになって、今までに感じたことがない喜びを感じました。

インタビューに答えるくまがいゆかさん

自治会はくまがいさんにとってどのような存在ですか?

いろんな言い方が出来ると思いますが、人類は皆兄弟とよく言いますが、それを感じさせてくれる存在です。親には代えられないけれどでも近所に私を可愛がってくれるおじいちゃんおばあちゃんがいっぱいいれば、悲しい時に泣きに行くことが出来ます。広い意味で親戚や家族のようなものだなと思います。

変化を待つのではなく、変化をつくる側に。起業家コミュニティで変わった考え方

山中直子さんの写真

山中 直子

meeTalk, inc. CEO。神奈川県横浜市出身。もともとはサポートに徹するタイプだったが、起業家コミュニティで知り合った仲間たちに刺激を受け、自分が世界を変える側になりたいと考え始める。専門性を持つ女性同士が繋がれるコミュニケーションプラットフォーム「meeTalk」代表。


自己紹介をお願いします。

専門性を持つ女性同士が繋がれるコミュニケーションプラットフォーム「meeTalk」の代表をしています。

なぜmeTalkを始めようと思ったのですか?

起業など新しい道を切り開く女性達が繋がり、コミニュケーションができるプラットフォームがあれば世の中がもっとよくなると思い始めました。

meTalkはどのような活動をしているのですか?

色々な活動をしているのですが、例えば昨年渋谷で開催されたカンファレンス「SOCIAL INNOVATION
WEEK」では挑戦している女性の為に女性起業家を招き、資金調達の経験談や組織の作り方が学べるイベントを7つ企画しました。

meeTalkのイベントの様子
meeTalkのイベントの様子

その活動を始めるにあたり、参加したイベントやコミュニティで大きな影響を受けたことがあれば教えてください。

いくつかありますが、特に大きな影響を受け、考え方が変わったのは孫泰蔵さんの運営していたMOVIDA
JAPANという起業家育成のコミュニティです。

どのようなコミュニティだったのですか?

経営からマーケティングまで教えてもらえたり、フィードバックをもらえる場だったのですが、そこには10数社のスタートアップが参加をしていました。

そこに集まっていたのはどんな方々でしたか?

プロダクトを作ることに命を懸けている方々でした。世の中にイノベーションを起こす為に自分の人生をかけプロダクトに向き合っている方々が沢山いました。

その方々と出会い、どのように考え方が変わりましたか?

それまではトップで先陣をきるタイプではなく、トップが叶えたいビジョンを実現するためにサポートをする役割の活動を多くしていました。しかし自分たちがつくるプロダクトを通して世界を本気で変えようとしている人たちと接する事で、変化を待つのではなく、変化をつくる側にまわりたいと思うようになりました。

最後にイベントやコミュニティに参加しようと思っている方に何かアドバイスはありますか?

私は新しく人と出会うことで、人生の可能性が開かれていく経験を何度もしています。是非、積極的に参加してみてください。